相模原みのり塾 活動ブログ

相模原みのり塾の授業の様子や活動を紹介しています

さがみっこ学び応援隊:第2弾 北里環境科学センターへ訪問させていただきました!

こんにちは!スタッフ(広報担当)のKです。

11/9にさがみっこ学び応援隊」*の活動として、一般財団法人北里環境科学センターさまへ訪問させていただきました。

*さがみっこ学び応援隊」とは
相模原市では、さがみはらSDGsパートナー制度を創設し、官民一体となった取り組みを進めています。

「さがみはらSDGsパートナー制度」 ☆随時パートナーを募集しています! | 相模原市 SDGs one by one (city.sagamihara.kanagawa.jp)

相模原市内の子どもたちに、お金をかけなくてもさまざまな「社会体験」ができるしくみをつくりたいと考え、このSDGsパートナー制度を活用してさがみっこ学び応援隊」というものを作りました。現在、およそ20企業・団体が参加しています。

さがみっこ学び応援隊 | SDGs one by one - SDGsを楽しく学ぶメディアサイト by 相模原市 (city.sagamihara.kanagawa.jp)

10月にSC相模原さんが出張『夢授業』を実施いただき、今回は第2弾となります。
SC相模原さんに『夢授業』をやってもらいました! - 相模原みのり塾 活動ブログ (hatenablog.com)

一般財団法人北里環境科学センターさんは、事業の成果を広く社会に還元することを目的に、昭和52年(1977年)4月に発足され、主に「学術関連事業」、「検査・試験事業」を軸に、公益活動として広く衛生に関する研究、相談、技術指導、講師派遣などを積極的に実施されるとともに、中立公正な検査・試験機関として、精度の高い技術と品質をもって広く地域社会の健全な衛生環境と生活の保全を目指して事業を展開されています。

また、SDGsへの活動も積極的で、環境汚染がもたらす健康被害により社会や経済に及ぼす影響が危惧されている現状に鑑み、最先端の専門知識、科学技術により、その対策と改善を実施され、その成果を社会に還元することで健全な環境、健康な市民生活の創造に寄与することを目的として活動されております。
参考)
一般財団法人 北里環境科学センター (kitasato-e.or.jp)

今回は、南極地域観測隊の調理隊員として活動された綿貫淳子先生による講演
「南極基地での環境保護がわたくしたちの生活に教えてくれること」
をみんなで聴いてきました。

 

スタッフKは、もともと南極地域観測隊への興味はとても高かったのですが(もちろん、タロ・ジロも大好きです)、調理師である綿貫さんのお話は、限られた資源をどのように無駄にすることなく、廃棄を限りなく少なくする工夫を凝らされた南極生活を伺い、食事・水・ゴミなどについて、あまり意識することない自分の生活について、考え直す貴重な時間となりました。

「悪魔のおにぎり」は、コンビニで見かけられた方も多いと思いますが、これも生ゴミを極力出さない努力が必須な環境において、夕飯の残りの食材の天かすを活用され、青のりを入れることによって食べやすさを実現。真夜中に食べるにはカロリーが高過ぎる、、でも食べてしまう、、そんなことから「悪魔のおにぎり」と命名されたそうです。(講演中、味をイメージしながらお腹をすかせてました笑)

(写真はイメージ)


講演の最後には素晴らしいオーロラの動画を見せていただき、映画を1本みたような幸福感に包まれました。。

南極から帰国して、日本におけるフードロスの現状が、南極生活とあまりにも乖離していることにも悩んだ時期もあったとのことですが、SDGsは、我々の身近な生活でできることを意識して少しづつやる習慣が大切であることを、この講演から学ばせていただきました。

 

講演後、主催の北里環境科学センターさんと当塾の参加者での一枚

(生徒さんの希望により、メッシのイラストでカバーしてみました!どうかな?)

 

講演後は、特別にセンターの中を見学させていただきました。

それぞれ非常に貴重な実験設備なのですが、、ここは小布施代表から解説をお願いします!

 

はい。こんにちは!小布施です。本当に楽しい実験室ツアーでした~

 

こちらは、実験用ラボのひとつ。さまざまな気体(大気)の成分分析や空気清浄機のような機器の性能テストを行う部屋です。

  

恒温器がズラリ。いろんな温度になってましたね。定められた試験方法の温度に設定して試験を行います。

 

バイオハザードのマークが実際にドアに貼られてるの、初めて見た人はちょっとびっくりかも!

  

ガスクロは気体の分析に使う装置ですが、それを分析するコンピュータもそれなりものが必要とのことで、お金がかかりますねえ、とのお話でした。液体クロマト(LC)の装置もありましたね。

 

プラズマ発光分析装置。さっき見たオーロラ、これで人工的に作れるんだよ(というか原理は同じ)という話で生徒はびっくりでしたが、ホントだよ(^^)。

 

いろんな装置やラボを見せていただきましたが、液体の分析、特にさまざまな汚水が処理された後の水が基準をクリアしたきれいな水なのか、といった検査などは、本当に大切な試験で、こういうところでホントにちゃんと処理されてきれいになっているか確認したうえで、その処理装置は合格!とかをやっているんだなあ、大事な仕事だよなあ、と、私たちの生活のとのつながりをとても感じました。

 

最後は、北里柴三郎先生にご挨拶して帰宅しました!

来年から発行されるお札、楽しみですね。

 

今日参加した生徒さんは、もともと理科が好きなタイプですが、すごい機器を見せてもらったり、やっていることの説明をしてもらったり、ホントに興味が尽きない様子で、すごく良かった~!おもしろかった!と言ってました。

 

こうやって、いろんな仕事があること、そして「ほんもの」に直に触れることの大切さを感じてくれたらと思います。

 

今回のこの講演の案内、そして、わざわざセンターの見学をしてくださった環境科学センターの方たち、丁寧にやさしく対応してくださいました。お礼申し上げます。本当に良い経験をさせてくださり、ありがとうございました!!

 

~~~~

引き続き、さがみっこ学び応援隊の活動も推進してまいります!
ご協力いただける企業さま、なにとぞよろしくお願いいたします。

※来月は、オリンピック選手の方に塾に来ていただき、講演を予定しております!

 

【ご寄付のお願い】

このブログをご覧いただいている方へ

いつもみのり塾の活動に対してご理解・ご協力をいただきありがとうございます。

みのり塾は『家庭の経済格差を教育格差にしない社会を実現すること』を理念にボランティア講師とさまざまな方からのご支援で成り立っている小さな団体です。

これまで学びたい気持ちのある生徒たちに寄り添って活動してきましたが、みのり塾に通う(通いたい)生徒たちにはまだまだ十分とは言えません。もし、わたしたちの活動に賛同していただけたら、今後もみのり塾の持続可能な理念の実現にご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

ご寄付のお願い - 相模原みのり塾(無料学習塾)