相模原みのり塾 活動ブログ

相模原みのり塾の授業の様子や活動を紹介しています

10/13の授業報告

台風19号が過ぎ去り、相模原にも痛々しい爪痕を残していきました。被害にあわれた方たちの暮らしの不便さやしんどさが、報道を介して伝わってきます。それにも屈せず毎日の暮らしを組み立て、前を見て進んでいる方たちに、本当に頭が下がる思いです。

みのり塾でも、13日は交通機関が止まったり道路が通行止めになっていたりして、塾に来られない生徒さんもいました。講師の方の中にも、おうちが大変なことになっていて。。。と連絡してきた方もいらっしゃいました。塾自体もやるのかどうか問い合わせもたくさんありました。

こういうときのみのり塾の役割って何だろうな、って考えたときに、みんなが非日常を感じ不便な中で、でも知っている人に会って、少しでも心がほっとしたり、大変な思いをしたことを誰かに話せて共感してもらえたりして、日常のリズムにできるだけ早く戻っていく場になるんだったら、それがいいなと思い、塾は予定通り実施しました。

結果、たくさんの生徒・講師が不便な交通事情の中来てくださいました。みんな、頑張ってきて来てくれてありがとう!私も講師の方たちも、みんなの顔を見て、大変だったね、おうちは大丈夫?っていう会話ができて、本当に嬉しかったです。

被害からの復旧はまだまだこれからのところも多く、警察・消防はじめ、いろんな仕事の方が本当にお休みも返上して、生活がもとに戻るように頑張ってくれています。私達ができることは本当に少なくて限られているかもしれませんが、みんなができることがひとつあります。

それは「他人事にしないこと」。自分の家は無事だったから、あー良かった、自分の生活には不便を感じるようなことが起こらなかったから、あー良かった、とならないことです。

いろんな被害を受けた立場だったら、どう感じるのか?どう思うのか?どう大変なのか?ということに想いを巡らせてほしいのです。水が使えなかったらきっとこんなふうに大変だろうな、家がどろどろになってしまったらこんなふうにくやしいだろうな、ということに想いを巡らせてほしいのです。

「相手に寄り添う」ということ。みのり塾がやっている学習サポートも同じ。教えている講師の方は、自分はよくわかっている内容を、わからないと困っている生徒に教える。そのときに必要なのは、わからないという状況に想いを巡らせる、ということです。相手の立場にたって考えてみることです。その立ち位置を忘れないようにしたいと思います。

さて、そんな状況の中で実施した塾の様子です。こちらは中会議室。なんとか1組1机に収まりました。どのペアも充実した時間を過ごせていましたね。

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こちらはコミュニティ室。ホワイトボードも使っての講義もやっています。

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さて、カレンダーを見ると、なんと県立高校入試(2/14)までもうあと4ヶ月です!普段は、歴史の醍醐味や科学の不思議、なんて話を盛り込みながら楽しくやっている授業の内容も、どんどん入試対策に変わっていきます。テストのテクニックを教える内容なんて、、、という声も聞こえてきますが、みのり塾では、その生徒が目指す学校のレベルに合わせた対策をやっていきます。なぜかというと、高校合格がその生徒のゴールではないから。

子どもたちは、その生徒が将来自分のやりたい仕事に就いたり、自分の好きな分野の勉強をするために、高等学校に進学します。高校入試はそのための手段。高校に入ればまた道が開けていきます。いろんなことを探究したり、学習を楽しむことは、高校に入学したら、またたくさんやってほしい。彼らの道をつなげていくため。それが受験生の入試対策をやる理由です。よーし、あと4ヶ月。頑張っていこうね!!

そして1・2年生の生徒さんたちは、まだまだ勉強の醍醐味や面白さを味わいながら、学習をすすめてください!わかる楽しさを講師と共有してくださいね。