こんにちは、スタッフです。
1/16の授業報告です。ここ最近急激に新型コロナウイルスの感染が増えてきたため、本日予定していた3年生の面接会場と時間を急きょ変更しました。そして、そのあおりで高校生には本日の授業を欠席してもらいました。前日にドタキャンのお願いをして本当にゴメンナサイ！だけど3年生にとって大事な大事な時期なのにこの先どうなるんだろう？とても心配です･･･
何はともあれ、みのり塾では3密回避、マスク、消毒の徹底をこれまで以上にやっていきたいと思います。みなさんもどうか感染予防にご協力をお願いします！
さて、この日は、橋本公民館・中会議室、コミュニティ室、ソレイユさがみ・セミナ－ルーム4と6の4会場を借りて実施しました。さっそく各会場のようすです。
中会議室のようす
コミュニティ室のようす
セミナールーム4のようす
セミナールーム6のようす
セミナールーム6では、1コマ目と4コマ目に3年生の面接練習用としても使用しました。面接練習はやればやるほど上達します。しかも短時間で。心配な3年生はたくさん練習してくださいね。自分でもビックリするくらい必ず上達しますよ！
面接練習のようす
面接官役の講師も真剣です
ここでご報告があります。本日3年生には学問の神様「菅原道真」がまつられている「湯島天神」の合格成就鉛筆と応援メッセージ入キットカットをプレゼントしました！ 3年生のみんなガンバレ～！！
鉛筆が入れてある袋はH先生の力作です。クオリティが高すぎ！！
代表が3年生一人ひとりにプレゼントしました。「湯島天神の鉛筆だからご利益あるで～」
【ご寄付のお願い】
このブログをご覧いただいている方へ
いつもみのり塾の活動に対してご理解・ご協力をいただきありがとうございます。
みのり塾は『家庭の経済格差を教育格差にしない社会を実現すること』を理念にボランティア講師とさまざまな方からのご支援で成り立っている小さな団体です。
これまで学びたい気持ちのある生徒たちに寄り添って活動してきましたが、みのり塾に通う（通いたい）生徒たちにはまだまだ十分とは言えません。もし、わたしたちの活動に賛同していただけたら、今後もみのり塾の持続可能な理念の実現にご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
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【天晴人語】
～カムカムエヴリバディ？！～
昨年、みのり塾最後の授業があった12月26日（日）は、日本海側では数年に一度の寒波による大雪に見舞われ、その後年明けまで大雪が続いてました。今も日本海側の地域ではものすごい大雪の被害が報告されています。ニュースでもひんぱんに取り上げられているので知っている生徒さんもいるのではないでしょうか？
関東平野に住んでいるわたしたちには縁がありませんが、日本海側の地域に大雪をもたらす今ごろの季節特有の気象現象のひとつに『日本海寒帯気団収束帯（にほんかいかんたいきだんしゅうそくたい）』という雪雲が発達しやすい帯状の場所があります。
日本海寒帯気団収束帯･･･うーん、なんとも言いにくい気象用語で早口だとスタッフは間違いなく噛みます！（笑）みなさんはちゃんと言えますか？
～気象庁も警戒するJPCZとは？～
日本海寒帯気団収束帯は別名『JPCZ （Japan sea Polar air mass Convergence Zone）』とも言います。こっちのほうがはるかに言いやすいですね！
ところで“Z”のつく名前って、ドラゴンボールＺやフェアレディZ、マジンガーZ、ももいろクローバーZとかみたいになんかカッコいいイメージがありませんか？でもJPCZはまったく違います！とてもやっかいなヤツなんですっ！！
JPCZってカッコいい名前？イヤイヤとても危険な大雪をもたらす気象現象なんです！
昨年12月26日から27日にかけて、日本の上空約1500ｍにはマイナス12度以下の寒気が流れ込み、日本付近は強い冬型の気圧配置となりました。一般的に平地で雪の降る目安はマイナス6度以下と言われているので、その日の上空はかなり冷たい寒気に覆われていたことになります。
そして26日は日本海側の多くの地域で大雪警報や波浪警報が相次いで発表されました。実際、交通機関にも影響があり空の便では一部欠航、高速道路では通行止めになりました。
2021年12月26日の気象警報（赤色）・注意報（黄色）
日本海側の赤色部分は大雪警報と波浪警報でした。（気象庁ホームページより）
さて、降雪に対して気象庁が特に警戒しているのが平地でもわずか数時間のうちに大量の雪が降り交通障害などが発生しやすい“ドカ雪”ってヤツです。そして、その発生要因のひとつがJPCZなんです。
JPCZによるドカ雪発生のメカニズムは、①北よりの冷たい季節風が北朝鮮と中国の国境地帯にある標高2,744mの白頭山（ペクトゥ山）で2方向に分かれ（分流）、②日本海で再び合流（収束）します。③収束して集まった空気は行き先が上空しかないため上昇するしかありません。④すると日本海の海水温は比較的暖かいため海上からたっぷりと水蒸気をもらった空気は強い上昇流により凝結（水蒸気が水になること）や昇華（水蒸気が氷になること）しながら帯状の積乱雲となり、⑤その積乱雲から落下する雪がずっと同じ場所に降り続けるとドカ雪となります。
2021年12月26日12時の気象衛星ひまわりの衛星画像（気象庁ホームページより；一部加工してます）
～等高線と等圧線がマッチング！？～
2021年12月26日12時の実況天気図
等圧線がくの字に曲がっている箇所（赤マル部分）を結んでみるとJPCZのラインと一致することがわかります。（気象庁ホームページより；一部加工してます）
地上天気図には必ず等圧線が描かれてます。等圧線とは気圧が同じ地点を結んだ線のことで、通常4ヘクトパスカルごとに描かれています。
上の2021年12月26日12時の実況天気図をみてください。さきほどの衛星画像と見比べてみると、ちょうどJPCZのところの等圧線が高気圧側に“くの字”に曲がっています。これは周辺より気圧が「低い」ことを示しています。
空気は気圧の高い“高圧部”から気圧の低い“低圧部”へと動きます。それが風です。でも気圧や風って目に見えないのでちょっと理解しづらいかもしれません。そんなときはみなさんが地理の授業で学んだ山などの標高を表す等高線で考えるといいかもしれません。
下の地図は静岡県にある愛鷹山（あしたかやま）です。標高は1,504ｍあり、100ｍごとに等高線が描かれています。
拡大図をみてください。くぼんでいるところに赤い点線を描いてみました。ここはいわゆる山の“谷”と呼ばれるところです。そしてここには川が流れています。なぜ川があるのか？あたりまえの話ですが周辺よりも高さが“低い”からです。水はいちばん低いところに集まって川となります。
そして気圧も考え方は同じなんです。標高が高いところは“高圧部”、低いところは“低圧部”と考えてもらって構いません。水が高いところから低いところへ流れるように、空気も高圧部から低圧部へと動き風となります。さらに等高線の間隔がせまいところは山の傾斜がきつく水の勢いも強くなるように、等圧線の間隔がせまいところは風が強くなります。
そして山の谷は気圧の谷と同じイメージです。なので今回ご紹介したJPCZは天気を崩す要因となる気圧の谷のひとつだったんですね。もし気圧の谷がわたしたちの住む地域に接近するばあいは天気が崩れる可能性大なので注意が必要です！
【山頂付近の拡大図】
等圧線を等高線に置き換えて水のうごきを考えてみます。赤い点線は山の谷で川が流れています
（国土地理院ホームページより；一部加工してます）
今年はさっそく1月6日に相模原市にも雪が降りましたね。でも日本海側と相模原市を含む太平洋側では雪雲の種類がじつは違うんです。詳しくはまた別の機会でお話ししますね（たぶん）。ところで、スタッフは雪が降るとむかしはよろこんで庭駆け回る「イヌ派」でしたが、今は断然こたつで丸くなる「ネコ派」です！（笑）
みなさんは「どっち派」ですか？ちなみに代表はぬくぬくが大好なので「ネコ派」！だそうですよ～
