相模原みのり塾 活動ブログ

相模原みのり塾の授業の様子や活動を紹介しています

10/24の授業報告

こんにちは、スタッフです。

10月24日の授業報告です。この日は、橋本公民館・中会議室、ソレイユさがみセミナ-ルーム2と6の3会場を借りて実施しました。会場準備は生徒も手伝ってくれましたよ。ありがとうございました!

また恒例の冬期講習用プリントのコピーを本日からはじめました。コマの空いている講師のみなさまにコピー、折り、袋詰めなどを手伝っていただきました。こちらもありがとうございました!

 

中会議室のようす

f:id:minorijyuku:20211026072150p:plain

セミナールーム2のようす

f:id:minorijyuku:20211026072223p:plain

セミナールーム6のようす

f:id:minorijyuku:20211026072254p:plain

 

そして本日の授業風景です。生徒も真剣に講師の説明を聞いていました。みんな頑張っているね。この調子でどんどん進んでいきましょう~!

f:id:minorijyuku:20211026072334p:plain



f:id:minorijyuku:20211026072358p:plain

 

f:id:minorijyuku:20211026072420p:plain

 

そしてうれしいご報告です。名古屋市ご在住のH様より再びノート15セット計75冊の寄付がございました。いつもお気遣いくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。

生徒のみなさん、いただいたノートでもっともっと勉強できますよ。よかったね!

f:id:minorijyuku:20211026072450j:plain

 H様ありがとうございます!

 

 

 

【天人語】

~おかえりモネと彩雲~

さてみなさん、現在放映中のNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』をご覧になったことがありますか?

ヒロインのモネこと永浦百音(清原果耶さん)は、「私も誰かの役に立ちたい」との思いから気象予報士となります。天候次第で人の人生が大きく左右されることを痛感したモネは、家族や周囲の人たちを巻き込みながら、失敗と成功を繰り返し、成長していく物語です。ちなみにスタッフは毎回楽しみに観ているのですが、なんと10月29日が最終回!さみしいです・・・(泣)

そしてこのドラマの第1話では虹色に輝く「彩雲(さいうん)」が登場しました。覚えている方いますか?

f:id:minorijyuku:20211026072517p:plain

彩雲を見上げるモネですが、権利の都合上お見せできません(残念)

 

彩雲は鮮やかに空で彩る雲で、瑞雲(ずいうん)、慶雲(けいうん)、紫雲(しうん)などの呼び名で古くから吉兆(=よいこと、めでたいことの起こる前ぶれのこと)の象徴とされてきた雲です。こんなことを書くと、彩雲ってとてもめずらしい雲なんだろうな、と思う人もいるかもしれませんが、実はコツさえつかめれば結構頻繁に見ることができるんです。

f:id:minorijyuku:20211026072612j:plain

これが彩雲です(スタッフ撮影@自宅)

 

~彩雲のできるしくみ~

それではいったい彩雲はどのようにしてできるのでしょうか?

気象庁のホームページには、『彩雲は、上空の比較的薄い雲がその縁に沿うように赤、黄、緑などの色に分かれて見える現象です。この現象は、太陽の光が雲の粒を回り込んで進む(これを回折といいます)ことにより発生します。この際に波長が長い赤い光は波長の短い青い光より大きな角度で雲の粒を回り込むため、光の色によって進行方向が変わり、色が分かれて見えるようになります。また、雲の粒の大きさにより光の回り込み方が異なることから、雲の粒の大きさで雲の色が違って見えます。一般に雲の縁で雲の粒が最も小さく、中心に向かって雲の粒が大きくなりますので、雲の縁から中心に向かって色が変わって見えるわけです。』と記されています。うーん、なんだかムズカシイ・・・

とりあえず、雲の粒が原因で光がまっすぐに進まず曲がってしまうことで色が変わるんだ、と覚えておいてください。

 

と虹はどう違うの?~

ところで彩雲よりも虹を見たことのある人のほうが圧倒的に多いのではないでしょうか?それでは彩雲と虹の違いって何なんでしょうか?

彩雲は、太陽光の波動性による現象で、回折・干渉によって、雲がさまざまな色に見え、

①見える場所は太陽の近く

②形は決まっていない

③雲の外側にそって色が見える

④ごく小さな水滴の蒸発により見ているそばから色が変わる

といった特徴があります。

いっぽう虹は、雲から降ってくる水の粒(雨滴)に太陽の光があたることで起きる現象です。太陽の光にはさまざまな色があるのですが、私たちが目で確認できる光(可視光線)は、赤、橙、黄、緑、青、紫の6種類。普段はそれらが重なって白い光になりますが、雨滴の中に太陽の光が出入りするときに、6色に分かれるんです。

①見える場所は太陽とは反対側

②形はアーチ状

③太陽光が空中の雨滴によって屈折、反射することで見える

④虹の色の並びは赤、橙、黄、緑、青、紫で、この並びは光の長さ(波長)が由来していて順番が変わることはなく、光は波長が短い紫色は屈折しやすく、長い赤色は屈折しにくくなる

といった特徴があります。

f:id:minorijyuku:20211026072731j:plain

主虹の上方に副虹もうっすら見えます(スタッフ撮影@相模原市内)

 

~彩雲のさがしかた~

気象庁に務める雲研究者のアラケンこと荒木健太郎さん(気象業界ではカリスマ的超有名人です!)によれば、「実は彩雲が出やすい雲があります」とのこと。

いわし雲、うろこ雲、ひつじ雲と呼ばれる、小さな雲片が多数の群れをなす「巻積雲」「高積雲」がそれに該当し、これらの雲が太陽のそばを通るときに、彩雲が頻繁に観測できるとか。

ここで注意があります。ぜったいに太陽を直視してはいけません!!手などで太陽を隠しながら雲を見てください。昼ごろなら太陽の位置が高いので、軒下に入って屋根を利用して、ギリギリ太陽が見えない位置にから雲を見てください。

そして太陽の近くの雲の縁を見ると・・・彩雲になっている可能性が高いです!ぜひみなさんも探してみてください!!

 

さいごにアラケンさんの彩雲の説明動画をご紹介します

 

www.youtube.com