今年は塾の日がクリスマスイブ🎄そして2023年最終の定例授業でした。
なんとT先生が、みのり塾にクリスマスツリーを届けてくださいました!かわいい~ありがとうございます。
今日の授業の様子はこちらから。
最初にこの部屋に入ったときに寒かったので暖房をつけたら、みんなの熱気も相まってけっこう暑くなっちゃいましたね💦
③橋本公民館・中会議室
中3生は高校入試まであと2ヶ月切ってます!先生も生徒も前のめりで勉強していました。
先生お手製のカードで年号を確認!これ凄いですよね~。年号ってなかなか覚えられないのですが、すばらしいアイデアです。ありがたい💛
④橋本公民館・コミュニティ室
創造学習の時間に、代表からクリスマスプレゼントを生徒さんに渡しました。今年は、1000円の図書カード🎁です!
実は、生徒に何をあげたいかを役員で話し合いました。全国のみなさんからいただいている寄付金が原資ですので、生徒たちに「役に立つもの」でなくてはと。
いろいろと案が出たのですが、せっかくの金券なので、自分のために使ってほしい、ということと、自分の何を高めたいのかを考えてもらう機会にしよう、ということになりました。ですので本当にプレゼントしたかったのは、自分自身を考える機会です。
いろんな家庭がありますが、兄弟が多かったり、保護者が忙しかったりすると、どうしても、自分のことを後回しにしがちだったり、自分自身を「高める」ことをじっくり考える機会が少なくなります。
金券があるからなんとなく物を買うのではなく、ちょっと立ち止まって、それが自分の何に役に立つのか、それを手に入れると自分の何が良くなるのか、自分への肯定感を高めてほしいと思い、今年は図書カードをプレゼントすることにプラスして、自分の何を高めるのかを宣言してもらいました。
塾で「宣言」してしまったので、実際にその本や道具を購入するときに思い出しますよね。それがいいんです。自分を高めることを考える。それは中学生には、大人なんかよりもずっとずっと必要です。
ただ、「宣言」はみんなの前で言うのは嫌だろうなあと思ったので、下のような匿名のカードに書いてもらい、半分を回収。そのあと代表から、どんな「高める」があったかを発表してもらいました。
どんなのがあったかと言うと・・・・
「まだまだ数学が弱いから数学の問題集を買う」えーすごい!
「勉強の気分転換のために漫画を買う」(漫画のタイトルや巻も指定していた笑)
そうそう、気分転換大事なんです。モチベーションあがる!と言ってました。
「勉強がはかどるので、お気に入りの文房具を買う」これもいいですねえ~わかる!
大人でもそうだもんね。
あとは、好きな図鑑を買う、とか、パズル好きだからナンプレを買う、とか、みんな自分のことを考える時間になってました。<-ここ大事。
みんな、図書カードを有効に活用してね。
さて、中3生はそのあと自習です。受験勉強頑張ってました。
中1中2生はカードゲームで頭脳訓練です!
そしてさらに今日は、NPO法人Wishさんから、お菓子のプレゼントをいただきました。こんなにたくさん!わざわざ公民館に届けてくださいました。ありがとうございます。
先週いただいた、たくさんのチョコレートも!
しっかり食べて、頭脳の栄養にするのよ!メリークリスマス🎉
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はい、ここからは代表が書いています。
2023年、5月にコロナが5類になり、塾も通常運行に戻り、本当にさまざまな方面の方々に支えられ、ここまで何とかやって来れました。ありがとうございました!心より御礼申し上げます。
そして、年が明けたら、県立高校入試です。もう目の前。先日、単願(県立しか受けない・落ちたら高校進学自体が危うい)の生徒さんがいることを紹介しましたが、生徒さんに順にヒアリングしたところ、今年は中3生の半分が単願です。ここまで多いのは初めてです。
世の中には、高校は義務教育ではないのだから、経済的に厳しければいかなくていい、とか言う人がいますが、今の社会構造をわかっているのでしょうか?
日本でこれから職を持って暮らしていくのに、高卒であることはもはや基本の資格になっています。15歳から18歳の一番心が成長するときに、学友と過ごすことによって、まわりのことを考えながらコミュニケーションできるようになっていくのです。それは中学生ではまだ厳しいと感じます。そうして成長して、仕事に就いて行く。
日本で生きていく子供たちには、必要なステップではないでしょうか。
せめて高校進学は、もっともっと金銭的な負担がないようにしてほしい。なんなら義務教育にしてほしい。東京都や大阪府が私立高校の実質無償化を打ち出していますが、神奈川県も何とかしてくれないでしょうか。
東京都や大阪府の施策も不公平とかいろんな意見がありますが、直接子どもに使われるお金です。レアなずるいケースを取り上げて、大半の子どもたちに届かなくなることよりも、一人でも多くの子どもに道が開けることに心を向けてほしい。
そして、そんな厳しい環境の中でも頑張る生徒たちをいっぱい応援してくれるボランティア講師&スタッフのひとたち。今年も本当にありがとうございました!
いつも、代表からの、急な変更や当日になっての追加の授業など、無理なお願いに快く対応してくださり感謝です。そして来年もまた、無理なお願いにお付き合いください(笑)。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
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