相模原みのり塾 活動ブログ

相模原みのり塾の授業の様子や活動を紹介しています

講師インタビュー 平岡(一)先生

みのり塾には様々な人たちがボランティア講師として活動しています。 職業も年代もバラバラですが、それがかえって生徒たちにとっては広い世界に触れるとてもよい機会となっています。
インタビューという形で少しずつご紹介していきますね!

トップバッターは、数学・理科を担当している平岡先生です。

 

Q1:自己紹介をお願いします。

A1:出身は新潟市で、今は相模原市緑区西橋本に住んでいます。
一番の趣味は、山登りの訓練で始めたランニングで、今年で40年目になり、約9000日かけて9万km以上走ってきました。
仕事が一段落して時間ができたので、山登りも少しずつ再開しました。
皆さんと、どこかのランニング大会あるいは山頂で会えたらいいなと思っています。

Q2:以前に 教師をされていたということですが、先生になった理由は何ですか?

A2:53歳の時に転職して、工業高等専門学校高専)の先生になりました。それまではNTTの研究所で、物を丈夫にする研究をしていました。先生になった理由は、中学生の時から、いつかは先生をやってみたいと思っていたからです。

Q3:教師をしていて楽しかったことは?

A3:難しいことを分かりやすく教えたら、学生が「先生理解できました」と言ってくれたときです。

Q4:中学時代の部活や勉強について教えてください。

A4:部活は中学から高1まで剣道部で、初段を取りました。高2からは帰宅部でした。ちなみに高専では、ワンダーフォーゲル部(山登り)の顧問をしていました。
得意科目は数学(そろばんを習ったせいか、数字には強い)、地理(地図を見るのが大好き)、歴史(歴史小説が好き)で、今でもこれらは好きです。不得意科目は、英語(暗記は嫌い)、音楽・美術・技術家庭(センスがない、不器用)でした。「好きこそ物の上手なれ」ですね。

Q5:不得意科目の勉強で工夫したことはありますか?

A5:英語は主要科目だったので、「将来必要になるぞ」と自己暗示をかけてがんばりました。その他の不得意科目は、実技の部分はあきらめて、知識で解答できる問題を勉強しました。高校に行って、英語以外は授業が減ったので、ほっとしました。

Q6:若いときにやれば良かったと思うことはありますか?

A6:アルバイトでお金を貯めて放浪の旅

Q7:皆さんに一言メッセージをお願いします。

A7:皆さんの年代は人生で一番頭が良いときです。このときに勉強して覚えたことは一生忘れません。(私は小学生の時そろばんを習っていたので、今でも暗算が出来ます)

 

平岡先生ありがとうございました!

 

4/29の授業報告

やっとブログと日程が追い付いてきました。4/29の授業報告です。

この日は部活でお休みする生徒さんが多くて、いつもより少なめのメンバーになりました。ま、GWですからね。気候の良いときにぜひ部活で頑張ってほしいです。

この日はコミュニティ室のとなりの小会議室も借りることができまして、2会場体制としてはとても動線が良くやりやすかったです。新しい生徒さんも新しい講師も増えて、雰囲気も少し様変わりしているように思います。

せっかくの2会場体制だったのに、すみません、その様子の写真を撮り忘れました。。講師面談が3つ続いていたもので。。。
先週に続いて、あんまりうるさくない会場で、個々の先生の声や音読の声がきちんと聞こえてくるくらいの感じでした。勉強する環境としては、やはりこれくらいが良いと感じています。3コマ分は2会場ですが、4コマ目が人数が少ないことと会場の時間の都合もあり、コミュニティ室1つで実施しています。いつもそのために机やいすを動かして、レイアウトを作ってくれる生徒さん、講師の方、ありがとうございます。みんなでやっているので、本当にすばやく終わりますよね。助かっています。

 

さて、写真がないので別のものを掲載させてもらいます。

相模原みのり塾はイオン橋本店が実施されている「黄色いレシートキャンペーン」に登録団体として参加しています(詳しくはコチラを参照ください)。この4月に前年度後期分の寄贈分イオンギフトカードをいただきました。みのり塾が獲得した金額分が入っています。

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これは嬉しかったです。それも思った以上の金額をいただけました。黄色いレシートキャンペーンに参加してくださったみなさま、本当にありがとうございます!

塾で使用する文房具や2019年度用の過去問題集、今年度の高校案内などの書籍を購入させていただきます。

さて、今週末には、みのり塾で初めて「神奈川県立高校入試制度説明会」を実施します。今年度は中3生が20名と過去ヒトケタだったのに対し倍増以上となり、ひとりひとりの疑問に答える時間が取れないため、説明会という形で開催することになりました。

神奈川県の公立高校受験(全日)のチャンスは1回です。調査書(内申点)、学力検査、面接も全員が実施して、その3つの合計点で合否が決まります。そして、各高校ごとに少しずつ違いがあったりします。今はまだ部活にどっぷりで引退してから勉強すればいいや、と思っているとすれば、それはちょっと厳しいぞ、という話もしたいと思います。また、ここでどんなだったか報告させてもらいますね。

4/22の授業報告

報告が遅れ遅れになっております、すみません。4/22の定例授業の様子をお知らせします。

この日は、いつもあまりに部屋がぎゅうぎゅうなので、初めて「2会場体制」での塾開催をやってみました。橋本公民館があるところ(イオン橋本店6Fフロア)には、もうひとつソレイユさがみという施設が入っていますので、ここの会議室をお借りして、公民館会場とソレイユ会場の2会場に分かれて実施しました。

公民館・コミュニティ室はこんな感じ。机を少し減らして空間にも余裕が。

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ソレイユさがみの会議室会場はこんな感じです。

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あとで講師の方たちに聞いたところ、「音が格段に静かになってやりやすかった」「先週までは満員電車のようでしたが、空間的にゆったりとして集中して授業ができました」と、おおむね高評価で良かったです。生徒さんたちは「何か空いてる~!」と言ってましたね。部屋が確保できる範囲で、しばらくこの方法で続けたいと思っています。

会場はコーディネータ(塾開催時の管理者)の代表が両方の会場を適宜行き来して、生徒さんと話したり講師の方と会話できることが大事ですので、あんまり離れた場所での同時開催はできません。

まずは5月いっぱいまで2会場体制でできることになりましたので、生徒さんにも慣れて行ってほしいと思います。

さて、1月からオーストリアのウィーンに語学留学されていた大学生ボランティアの講師の方が帰国され、塾に顔を出してくださいました。そのときにもらったおみやげです。グミ状のお菓子です。カエル型がユニークで良いですよね!姿に似合わず?味はおいしかったですよ。みんなで食べちゃったあとの写真ですみません。

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このところ講師希望の方が増えていて、毎週のように面談をしています。大学生さんが多いですね。やってみるといいよ、みたいなニュース記事でもあるのかな?

 

いつも書いていますが、この時間バイトすればお金になるのに、あえてボランティア活動(それもうちは無償ボランティアで交通費も出ない)をしたいと申し出る学生さんたちには、頭が下がります。

最近思うのですが、私を含めた大人世代は、お金を得ることばかりを考えすぎて来たのではないかと感じます。お金を得るための知恵や手段に価値があって、そうでないものには価値がないと思ってきたのでは?

もちろんお金がないと生活できないです。そうだけど、お金さえあったら毎日楽しく幸せな生活ができるかのように思ってきたのは、私たち大人(特に40代以降)ではないでしょうか?そしてその価値感を若い人に押し付けているのではないでしょうか?仕事場でも公共の場でもいろんな集まりの中でも。

お金がからまない「価値あるもの」ってなんでしょうね。つまりお金では買えないものです。

今の若い人はこの「お金では買えない価値あるもの」が存在することを知っているし、大切にしたいと思っています。私たち大人は同じように思っているでしょうか?なんでもお金に換算して考えていませんか?得とか損とか。

なので、今の若い人の感覚を大切にしないとと思うし、本当はそれが広がるように私たち大人(40代以降)が応援&バックアップしていかなくてはいけないのです。これからの世の中のために。

4/15の授業報告

なぜか一週間遅れでの授業報告になっていますね。入塾生、新しいボランティアさんが毎週のようにありまして、その受け入れ作業などで、いっぱいいっぱいになっている代表です。

でも、毎週日曜日の授業はちゃんとやっていますので、頑張ってブログ書きますね。

15日は、またいつものコミュニティ室でした。やっぱりちょっと狭いですよね。あまりに部屋がむしむししているので、両側のドアも全開です。でも、そんな環境にも負けず、みんな新しい教科書を開いて頑張っていました。

右側~

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左側~

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そういえば、最近ボランティア志望に大学生さんが増えています。いつもボランティアで来てくれるうちの大学生さん達。毎週日曜日、本当に頭が下がります。いつもありがとう!!とっても感謝しています。生徒さん達と話題が合うというものとても大きな強み。この前、ドラゴンボールで和訳・英訳をやってましたよ。すごくわかりやすい例えだったらしく(代表の私はよくわからんかった)同じ世代って良いなーなんて思いました。

よく考えると、ボランティア講師は、実に3世代が一緒にやっているんですよね。

私の親と同じような年齢のセンパイボランティアの方たち、私と同世代の現役社会人で子どもが大学生・高校生くらいの方たち、そして大学生たち。これって良く考えたら、すごいことです。そんな3世代が「同じ想い」を持って、日曜日に公民館に集まって、またその大学生のちょっと下の世代の中学生を教えている。

いやあ、良いじゃあありませんか!素敵ですよねえ。

 

さて、みのり塾では5月、6月と連続してイベントを企画しています。

5/27(日)は、淵野辺で「ラーメン作り体験」
6/3(日)は、昨年も行きました「JAXA相模原キャンパス社会見学」

どちらも希望者制ですが、楽しく過ごしたいと思います。もちろん塾もやっているので勉強したい人は塾に来てください。

4/8の授業報告

4/8の授業報告です。なかなかアップできずすみませんでした。代表の自分がちょっと体調を崩してしまい、遅くなってしまいました。

さて、授業の様子はこちら。新学期は始まったけど学校の授業はまだだねー、という状態で、みんな新しい教科書を持ってきていたので、予習している生徒さんが多かったです。

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この日は、中会議室が空いていたので、急遽部屋をスイッチさせてもらい、外が見える気持ちの良い部屋での学習ができました。

まあ、代表の私は、入塾生徒面談、ボランティア希望の方の面談、近隣の団体さんがお見えになったりで、ずっと来客対応でばたばたしており、気付くと夕方になっておりました。。。新学期になり、新中1生の入塾希望も来ています。でもやっぱり中3生が一番真剣な表情で面談にきますね。

しつこいようですが、みのり塾の入塾条件は、勉強する「やる気」があることです。

月謝はいらないので「やる気」を持って来てください、とお願いしています。

毎週通っていると、それがだんだん怪しくなっている生徒さんもちらほらいますね。ボランティア講師の方に出してもらった宿題、まずはこれはちゃんとやってこよう。宿題は、ほとんどの場合がその日の弱点だったところの演習です。なので、やらないと意味がない。そして、ちゃんとやると効果抜群なのです。連絡ノートにもかいてあるので、土曜日には要チェックだよ。

さて、みのり塾では今年度中3生が多いというのもありまして、塾生とその保護者を対象に、神奈川県立高校入試制度説明会を開催することにしました。5/5(土)に行います。特に一番上のお子さんだと、入試制度がどうなっているのかわかりにくいですよね。内申点、学力検査、面接がどのように関わっているのかなどを中心にお話いたします。

4/1の授業報告

みなさま、みのり塾も2018年度がスタートしました。昨年お世話になったみなさま、そして、毎週時間をとって来てくれた講師の方々、本当にありがとうございました。

ひとつ学年が上がった生徒たち、この日も前の学年の復習をしたり、新しい学年の範囲をちょっと予習したりと、それぞれの勉強のスタイルで取り組んでいました。

いつもの風景ですねえ。

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もう半分の教室の様子。

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そして、この日は卒業生が会いに来てくれました!差し入れもいただき、ありがとうございました。

無料塾はたくさんの人が少しずつの時間と知恵と気持ちを持ち寄るからできるものです。誰かが一人で頑張ったって、たくさんの交流が生まれたり、いろんな教科を学べたりはできません。ちょっとの寄せ集めだからこそできる大きな輪・話・和が無料塾の素晴らしいところだと思っています。

今年度は、新中3生が多くてこれからまた忙しくなりそうです。今後ともよろしくお願いいたします。

 

3/25(日)第2回みのり塾卒業の会

3/25(日)に第2回みのり塾卒業の会を開催し、無事6名の卒業生を送り出すことができました。参加してくれたのは4名でしたが、気持ちは6名に向けてのものになりました。
卒業生4名、在塾生12名、講師12名、計28名の参加でした。
HPでも様子を紹介しましたが、やや詳しめにこちらに書かせてもらいますね。

***

前半は卒業セレモニー、後半はみんなでゲームをやって楽しみました。

セレモニーでは、卒業記念品と色紙をそれぞれに渡して、ひとことずつ塾で過ごしたことや後輩へのメッセージを、また講師からもエールの言葉をいただきました。

 

塾ができたばかりの頃に入塾してきた生徒さんもいて、その子も卒業なのかあとじーんときてしまいました。

 

こちらは、講師からのエールをもらっている様子。学生ボランティア講師の方がお話してくださいました。そして卒業生に送った色紙です。講師の方のメッセージを貼りました。

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後半のゲームでは、①新聞紙タワーゲームと②都道府県ビンゴをやりました。あくまでもお勉強にからめたゲームをする、というのが塾らしいですよね!

①新聞紙タワーゲームは、チームに分かれて6枚の新聞紙、セロテープ、はさみだけを使って、できるだけ高い自立タワーを作りその高さを競うゲームです。10分間の作戦タイムの後20分間の製作タイムで作り上げます。卒業生がリーダーとなり、どんな形でどんなふうにしたら自立しかつ高く作れるのか知恵を出し合います。

チームで協力して何かをやるというチーム力、意見を言わないとチームが進んでいかないけれど、意見がぶつかったらそこでみんなでどうするか考えないといけないコミュニケーション力、卒業生はリーダー力も試されましたね。限られた時間で物事を決めて実行していかなくてはならない状況でどうするか、リーダーシップとともにチームをまとめる力も必要です。

もともと会社とかでやるチームビルディングのゲームで、内容はもっと凝ったものが紹介されていましたが、どういう内容だったら楽しめるかなあと考えて、新聞紙タワーにしました(コスト面も考慮しました笑)。

中学生でも充分にできました。みんなとっても真剣!!リーダーなんてやったことない3年生も下級生の中ではやらないとしょうがないし、コミュニケーションも少しずつスムーズになっていって、わいわいどうするこうすると楽しそうでした。

中学生チームとは、タワーの高さを競わないというエキシビション参加で講師も即席チームを結成し、参加してくださいました。見ていると、講師チームはどんどん作業が進んでいて、すごいなーと思っていた・・・わりには、作業した新聞紙を結局使わなかったり、それぞれが好きな作業をしていて、かなり発散していましたが、最後にはさすがの「知の集結」を見せつけてくださいました(笑)。

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結果は・・・・
残念ながら、3チームとも自立できるタワーができませんでした。でもね、その取り組みがとても大切なんです。効果は抜群でしたよ。そしてさすがの講師チーム!みごとに自立タワーが完成!

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左側のひらひらは、芸術性を持たせた?らしいです(笑)


このゲームでの教訓は、

やはり「基礎」「土台」が大切だね!勉強も同じですね!ということ。

いくら高くなるものを作っても、土台がしっかりしていないと、うまく自立できず倒れちゃう。勉強も、しっかり土台を作っておけば受験に使う応用問題もどんどん積んでいけるよ、みんながんばろう!ということになりました。

この後は、全員が景品をもらえる②「都道府県ビンゴ」でこれまたかなり盛り上がりました。景品はお勉強で使える文房具!塾ですからねー。

そして何より嬉しかったのは、その後の片付けと机椅子の移動を全員でやってくれたことです。みんなどうもありがとう!!

 

HPにはもっと写真を掲載しましたので、ご覧になりたい方はこちらのリンクをどうぞ!

https://sagamihara-minori.jimdo.com/

 

この卒業の会をもちまして、2017年度の相模原みのり塾の授業と行事が全て終了しました。

いろんなところでご協力いただいたみなさま、支えてくださったみなさま、本当にありがとうございました。小さい団体ですが、ボランティアはじめ活動しているメンバーの想いは熱く大きいです。

来年度も引き続き、よろしくお願いいたします。